活動報告

水辺の安全教室(川編)

2023.07.22

今年もGWから全国で水辺の事故が相次いでいます。
報道だけでは情報が限られていますが、その大半は、ライフジャケットを着用していれば助かっていたと思われます。
しかし、世間にはライフジャケットに対して以下の様な声を聞きます。

・泳げるから必要ない
・着用していると泳ぐ時に邪魔になる
・救命具だから常時着用するものではない
・転覆したら閉じ込められる
・ダサい

仕事柄、水上や水中での安全管理やレスキューのトレーニングは行っていますが、
着用しない方が良いという状況は、ほぼ無いと思っています。
カヤックツアーでも、夏場はライフジャケットで浮く体験などをしてもらうと、
「安心感が違う」「思ったより動きやすい」と、好意的な意見。
不幸な事故を減らすためにも、周知をしていかなければと、試験的に始めました。

白浜町日置で民泊や教育旅行「ほんまもん体験」の受入れを行っている南紀州交流公社
私もたまに釣り体験やドラゴンボートなどを手伝っています。
こちらの関係者の皆様と、安全教室の試行を行いました。

川の危険を学び、ライフジャケットの有無でどれだけ浮きやすさが異なるかを体験。
救命浮環やスローバッグを投げて、助け方や助けられ方を学びます。
ロープを使ったレスキューは、絡まるリスクが伴うため、安易に行うのは危険です。
例えば、自分の身体に巻き付けないなど、二次事故の防止が大切です。

YouTubeにも様々な動画があるので参考にしてみてください。

安全教室に興味のある方はお気軽にご相談ください。

一見すると浅く見えますが、浮いてる場所で水深は1m以上あり、すぐ足が付かなくなります。
こういう錯覚も溺れる原因の一つです。